『SDGs 持続可能な開発目標』の取り組み 世界で初、日本で初めて老舗高級鮨店でMSC、ASCのCoC認証を取得 2021.02.09 | メディア掲載, 店舗からのお知らせ 今まで『鮨』を通じて多くの環境問題に取り組み、国際連合での関連企画・G20大阪サミットにおいても海洋資源の問題を考慮したメニュー作りをさせていただいておりました。 そしてこの度、2021年2月に世界で初めて、日本の老舗高級鮨店としてCoC認証を取得いたしました。これによりMSC認証、ASC認証の水産物の提供が可能となります。 2015年に国際連合が全会一致で採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」のゴールのひとつ、14番目に「海の豊かさを守ろう」が掲げられています。海洋と海洋資源を持続可能な開発によって保全し、利用していく仕組みの確立は、地球全体の課題であり、多くの魚の消費国である日本が直面している問題です。 さらには、多くの魚介類を扱っている鮨店にとってこの問題は避けては通れない問題です。 海洋資源を守る取り組みの一つとして「サステナブル・シーフード」の選択があります。当社が今までにセイラーズフォーザシーのブルーシーフードガイドに沿ったイベントも行ってまいりました。 世界中ではMSC認証、ASC認証といった認証制度が確立しており、これらの認証水産物を適切に管理してご提供しているという保証をするのが、今回松乃鮨が取得した「CoC認証」になります。 もともと生産者、漁業関係者を訪ね、マグロ漁船や定置網漁船に乗船しながら、流通過程を自ら確認しながら仕入れを行っておりましたが、この度国際基準の「トレーサビリティ」(流通経路)の確保の保証の認証=CoC認証を「松乃鮨」として取得した次第です。 松乃鮨、及び手塚YOSHIは今後もこのような取り組みを継続し、飲食店経営、ケータリング、イベントにおきましても海洋資源の保全と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 セイラーズフォーザシー MSC認証 水産資源や環境に配慮し、適切に管理された持続可能な漁業に与えられる国際的な認証 MSC漁業認証規格とは ASC認証 養殖の水産物に与えられる認証 『きちんと育ててます』 ASC認証とは、水産養殖管理協議会(Aquaculture Stewardship Council)が管理運営する養殖に関する国際認証制度で、自然環境の汚染や資源の過剰利用の防止に加え、労働者や地域住民との誠実な関係構築を求めています。 養殖版のエコラベル「ASC認証」について(WWF) CoC認証とは サプライチェーンにおいて認証水産物と非認証水産物が混ざることを防ぐとともに、製品がたどってきた経路を遡ることができるようトレーサビリティを確保するためのしくみ。 MSC CoC認証規格とは MSC「海のエコラベル」とは *2019年国連総会会期中にニューヨーク Asia Society(アジア・ソサエティ)にて行われた、SDGs 海の豊かさを守ろう:海洋保全をテーマに関連企画の鮨ケータリングの様子 *毎日小学生新聞に記載された際のMSC認証のインタビュー(江戸東京見本帳:江戸前鮨) このページをシェア 関連記事 2021年2月3日 食のアドバイザー業務 『鮨』『インバウンドの経験』『伝統のおもてなし』を活かして地方創生(静岡県:伊東・伊豆高原) 2020年9月2日 世界初MSC認証の大西洋クロマグロを松乃鮨が購入。 みなと新聞、水産経済新聞他、業界新聞に掲載 2019年9月24日 ニューヨーク国連総会関連企画「High Level Conversation with First Ladies and World Leaders on Ocean Conversation」にて鮨ケータリングをご提供 2019年8月1日 G20大阪サミット「配偶者プログラム(2日目昼食会)」にて『鮨を通じて日本文化を伝えるおもてなし』企画コーディネートを担当 2016年9月26日 在イタリア日本大使館より招聘:SDGs活動スローフード『テラ・マードレ』にて講演